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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科31巻7号

1977年07月発行

文献概要

特集 産婦人科における凝固線溶系異常

Aprotininの凝固線溶系に及ぼす作用とその臨床

著者: 松岡松三1

所属機関: 1新潟大学医学部第1内科教室

ページ範囲:P.609 - P.613

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 Aprotininとは最近使用されるようになった学術用語であって薬品としてはtrasylolとrepulsonとがある。このAprotininは,1963年に急性膵炎の治療薬として登場したのであるがDuckert,Beckらが線溶阻止作用のあることを発見し,1966年Astrupが凝血阻止作用のあることを発見した。
 私は,1967年からこの薬物について研究しているので,ここでは,この薬物の凝固,線溶系に及ぼす作用と,臨床的にはいかなる疾患に有効であるかを述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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