icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科31巻7号

1977年07月発行

症例

まれな形の皮膚転移を示した子宮頸癌の1例

著者: 宮川昇1 小出保爾1 高野敦1 園田稔1 村上章1 鈴木明美1 中西敬1 鴻巣道雄2 北郷修2 望月孝規3 関口恒夫3 樋田理喜3 柄沢勉3

所属機関: 1東京都立駒込病院産婦人科 2東京都立駒込病院皮膚科 3東京都立駒込病院病理科

ページ範囲:P.641 - P.644

文献概要

 子宮頸癌遠隔転移については多くの統計があり,皮膚転移はそのなかでも比較的まれなものと報告されている1〜7)。Fullertonら8)は皮膚転移のなかでもまれな"Peau d’orange"の形をとった症例を1957年に報告しているが,われわれもこのまれな症例を経験した。本症例は低形成骨髄のため,化学療法を一時中止している間に再悪化し,結局死の転帰をとったが,化学療法により一時的にではあるが臨床的にも組織学的にも治療効果が認められたのでこれをあわせて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら