文献詳細
疾患の病態と治療 女性のバイオリズムとその異常
文献概要
バイオリズムは生命現象の本質である。生体の示すリズムとして数多くのものが知られているが,それによって生命現象が絶えることなく営まれる。生体の発育,成熟,老化などの諸過程に,また生体が新しい環境へ適応していく過程に,このバイオリズムが重要な機能を営んでいることが,近年のChronobiologyの発展によって明らかにされてきている。
生体のもつ多くのリズムはその周期性を異にするものが多い。心臓の拍動のように非常に周期の短かいものから,月あるいは年を単位とするものまで存在する。しかしながら,生体にとって最も重要であると考えられ,しかも動植物界に広く存在する共通のリズムは約24時間を周期とする日周期リズムである。
生体のもつ多くのリズムはその周期性を異にするものが多い。心臓の拍動のように非常に周期の短かいものから,月あるいは年を単位とするものまで存在する。しかしながら,生体にとって最も重要であると考えられ,しかも動植物界に広く存在する共通のリズムは約24時間を周期とする日周期リズムである。
掲載誌情報