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連載 リプロダクション講座・19
胎児の内分泌(3)—間脳・下垂体・甲状腺系
著者: 坂元正一1 木川源則1 水野正彦1 水口弘司1 佐藤和雄1 神保利春1 桑原慶紀1 森宏之1 中井利昭2
所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室 2獨協医科大学臨床病理学教室
ページ範囲:P.818 - P.823
文献購入ページに移動胎児甲状腺系は胎児期すでに精神神経系の分化発育に関与するだけでなく,TSHが生後15〜30分をピークとする急増を示し,T3も30分で2倍に達するわれわれの成績は,胎外環境への内分泌的適応現象の一翼を担っているに違いないことを物語るものである1)。しかし,生理学的意味づけは十分に判っているわけではないのでまず特徴的な知見を最初にあげて理解の足しにしたい。
1)胎生期における中枢神経系の分化,発育に関与する。
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