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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科32巻1号

1978年01月発行

文献概要

新しい視点をさぐる Aging

更年期の生理と病理

著者: 高橋克幸1 池野暢子1 羽根田敦1

所属機関: 1東北大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.37 - P.41

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 更年期については成熟期から閉経期までの移行期,あるいは月経不順となる時期から閉経までという定義付けがあるが,しかし閉経は,更年期に現われる一現象にすぎなく,更年期は,閉経をもって終わるものでもない。Roth1)の提唱する成熟期から老年期への移行期という更年期の考え方は,現在更年期に対する一般的な考え方としてうけとめられているが,この定義も抽象的で具体性に乏しい。九嶋2)は,閉経前後の内分泌環境が異常に変動する時期と定義しているが,更年期は具体的には閉経の前後にわたる期間と了解されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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