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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科32巻1号

1978年01月発行

文献概要

連載 リプロダクション講座・21

胎児の内分泌(5)—間脳・下垂体・副腎系(続)

著者: 坂元正一1 木川源則1 水野正彦1 水口弘司1 佐藤和雄1 神保利春1 桑原慶紀1 森宏之1 中井利昭2

所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室 2獨協医科大学臨床病理学教室

ページ範囲:P.47 - P.57

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Ⅰ.分娩発来機序への胎児(副腎)の関与
 これまで分娩発来に関する諸説としては,1)子宮伸展説,2) Oxytocin説1,2)(Caldeylo-BarciaやCochの説),3) progesterone消退説3〜7),4) progesterone receptor消退説8)(Davis & Ryanらはラット妊娠子宮のprogesterone receptorが分娩時期に一致して減少すると報告している),などがあるが,何といっても最近主流になりつつあるのは,5)胎児による内分泌的調節説で,ひとくちにいえば胎児の間脳—下垂体—副腎系の機能の変化が分娩発来に深く関与しているというものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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