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連載 リプロダクション講座・21
胎児の内分泌(5)—間脳・下垂体・副腎系(続)
著者: 坂元正一1 木川源則1 水野正彦1 水口弘司1 佐藤和雄1 神保利春1 桑原慶紀1 森宏之1 中井利昭2
所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室 2獨協医科大学臨床病理学教室
ページ範囲:P.47 - P.57
文献購入ページに移動これまで分娩発来に関する諸説としては,1)子宮伸展説,2) Oxytocin説1,2)(Caldeylo-BarciaやCochの説),3) progesterone消退説3〜7),4) progesterone receptor消退説8)(Davis & Ryanらはラット妊娠子宮のprogesterone receptorが分娩時期に一致して減少すると報告している),などがあるが,何といっても最近主流になりつつあるのは,5)胎児による内分泌的調節説で,ひとくちにいえば胎児の間脳—下垂体—副腎系の機能の変化が分娩発来に深く関与しているというものである。
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