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新しい視点をさぐる 新生児異常の診断技術
文献概要
食道より肛門にいたる消化管の形成異常は新生児における外科的疾患のなかで最も頻度が高いが,疾患の種類によって多少の頻度は異なっている1,2)。しかし,ほとんどの消化管形成異常は,そのまま放置することはできず,出生後早期に診断し,早期に手術を行なわなければならず,診断の遅れは治療の遅れ,ひいてはその患児の予後につながることが多い。
しかし,現実に早期診断の要にかかわらず,われわれ外科医に転送されてくる異常児は出生後数日以上を経ているものが多く,必ずしも早期診断が行なわれているとはいいがたい3)。
しかし,現実に早期診断の要にかかわらず,われわれ外科医に転送されてくる異常児は出生後数日以上を経ているものが多く,必ずしも早期診断が行なわれているとはいいがたい3)。
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