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特集 手術とFunctional Anatomy Ⅱ.外陰の手術
外陰悪性腫瘍
著者: 須川佶1
所属機関: 1大阪市立大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.807 - P.810
文献購入ページに移動 1946年Taussig,1954年Wayらにより提唱された広汎性外陰切除術および領域リンパ節廓清法の適用は,外陰癌の治療成績を飛躍的に向上せしめ,50%を超す5年生存成績をあげるにいたっている。しかしながら外陰部の広範囲の切除は,創面の修復を極めて困難とし,難治性の潰瘍を残して患者の社会復帰に大きな障害となる。とくに本症患者の発症年齢は60〜70歳に多く,患者の身体的条件を考慮すると,手術方式ならびにその周辺の問題にかなりの配慮がなされねばならない。
このような意味から,一方では悪性腫瘍の根治手術の基本である広範囲切除を尊重しつつ,反面,術後障害の発生を予防するための方策として,術前化学療法のあり方と,皮切法の工夫が必要となる。
このような意味から,一方では悪性腫瘍の根治手術の基本である広範囲切除を尊重しつつ,反面,術後障害の発生を予防するための方策として,術前化学療法のあり方と,皮切法の工夫が必要となる。
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