文献詳細
特集 手術とFunctional Anatomy
Ⅶ.小骨盤内手術と臓器機能の温存
文献概要
エンドメトリオージスはエストロゲン依存性疾患であり,生殖年齢においては進行性に経過する。したがって,その根治療法はエストロゲン分泌源を絶つこと,すなわち両側卵巣を摘除することである。だが本症には不妊の頻度が非常に高いので,生殖能の獲得を兼ねた温存療法を行なわねばならないことが多い。
エンドメトリオージスの温存療法としては偽妊娠療法および偽閉経療法がポピュラーであるが,進行例に必発の癒着や瘢痕形成には手術療法が必要である。
エンドメトリオージスの温存療法としては偽妊娠療法および偽閉経療法がポピュラーであるが,進行例に必発の癒着や瘢痕形成には手術療法が必要である。
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