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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科32巻11号

1978年11月発行

特集 手術とFunctional Anatomy

Ⅶ.小骨盤内手術と臓器機能の温存

エンドメトリオージスの手術療法

著者: 杉本修1

所属機関: 1大阪医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.902 - P.905

文献概要

 エンドメトリオージスはエストロゲン依存性疾患であり,生殖年齢においては進行性に経過する。したがって,その根治療法はエストロゲン分泌源を絶つこと,すなわち両側卵巣を摘除することである。だが本症には不妊の頻度が非常に高いので,生殖能の獲得を兼ねた温存療法を行なわねばならないことが多い。
 エンドメトリオージスの温存療法としては偽妊娠療法および偽閉経療法がポピュラーであるが,進行例に必発の癒着や瘢痕形成には手術療法が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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