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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科32巻12号

1978年12月発行

新しい視点をさぐる 産婦人科と東洋医学

東洋医学に関する基本的考え方

著者: 桑木崇秀1

所属機関: 1北里研究所付属東洋医学総合研究所

ページ範囲:P.973 - P.976

文献概要

Ⅰ.語義に関する問題
 1.東洋医学と中国医学と漢方
 この3つはしばしば混同して用いられるが,本当は違う。東洋医学の中には,中国医学のほかに,インドのアーユル・ヴェーダ医学や,パキスタンのアラブ伝承医学もはいるが,通常は東洋医学といえば中国医学をさす場合が多い。したがってここでは東洋医学を中国医学の意に解して述べることにする。
 さて中国医学と漢方であるが,中国医学が日本にはいって日本なりの発達をした—それを日本で漢方といったのがそもそもの始まりのようであるが,今では中国人も韓国人も漢方という言葉を使うので,中国医学イコール漢方といってもよい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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