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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科32巻3号

1978年03月発行

文献概要

原著

前処置としてのProstaglandin E2経口投与による分娩誘発

著者: 森沢孝行1 西島正博1 加藤芳克1 新井正夫1

所属機関: 1北里大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.207 - P.210

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 Prostaglandin E2の経口剤(以下PGE2)は,その開発以来分娩誘発,促進に広く用いられるようになってきている1,2)。妊娠末期のごとく産婦が陣痛として感じない程度の子宮収縮を生じさせるか,あるいはいまだ解明されていない何らかの内因性因子に変化をおよぼして,頸管成熟をうながすことができれば,分娩誘導は,一層容易になると考えられる。このような頸管成熟効果を主として検討した報告は散見される程度と思われる3〜6)
 そこで,頸管成熟効果を調べるため完全な分娩陣痛をきたさない程度の前処置としてのPGE2経口投与を行ない,Pelvic Score (Bishop)の変化とInduction-Delivery時間(以下I-D時間)の検討を行なった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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