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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科32巻3号

1978年03月発行

症例

有茎漿膜下子宮筋腫表在静脈破裂により腹腔内出血をきたした1例

著者: 吉沢浩志1 高橋威1 竹内正七1 斎藤憲康2 加藤政美2 永松幹一郎2

所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室 2厚生連長岡中央総合病院産婦人科

ページ範囲:P.211 - P.213

文献概要

 子宮筋腫に起こる続発現象のうち,筋腫表層を走行する血管の破裂により腹腔内出血をきたした症例の報告は,1861年Rokitanskyにはじまり,現在まで60余例が報告されているにすぎず,極めてまれな現象である。今回われわれは急性腹症(腹腔内出血,卵巣腫瘍茎捻転の疑い)と診断し,緊急手術施行の結果,有茎漿膜下子宮筋腫表在静脈の破裂による腹腔内出血であった1症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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