文献詳細
新しい視点をさぐる 臨床検査のBlind Spots
文献概要
羊水検査による胎児管理は近年急速に発展し,そのいくつかは,臨床検査として次第に普及してきている。検査の前提となる羊水穿刺が比較的安全で容易であるとはいえ,羊水穿刺に伴う副作用を考慮すると,検査の適応はできるだけきびしくする必要がある。また,採取した羊水の運搬,検査,データの読み方,検査法の限界についてはよく知っておく必要がある。羊水検査は,その応用範囲が極めて広いが,以下に先天異常の出生前診断,胎児成熟度判定,胎児造影法をとりあげて,注意点,問題点を列挙する。
掲載誌情報