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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科32巻4号

1978年04月発行

症例

子宮内発育遅延(IUGR)が先行した重症妊娠中毒症の1例

著者: 石井宏1 我妻堯1 松下竹次2 坂口房子2

所属機関: 1国立病院医療センター産婦人科 2国立病院医療センター小児科

ページ範囲:P.309 - P.312

文献概要

 妊娠中毒症の本態はいまだ不明であるが,子癇を発症したり,高血圧などの後遺症を残すことによって,母体の生命を危険にさらすだけでなく,子宮内発育遅延(IUGR),未熟児,早産,子宮内胎児死亡,新生児仮死,などをおこして児の予後を不良にする点で,産科学上重要である。
 通常,妊娠中毒症による未熟児やSFDの発症原因は,中毒症の症状が出現して,子宮胎盤血流量の低下,胎盤機能不全による子宮内発育遅延(IUGR)に由来するものと考えられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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