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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科32巻5号

1978年05月発行

文献概要

トピックス

満期低体重児(low birth weight infant at term)の原因

著者: 広井正彦1

所属機関: 1山形大学医学部産婦人科学

ページ範囲:P.329 - P.329

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 早産の場合には低体重児を分娩することが多いが,満期産低体重児に比して早産低体重児は児の死亡率が高いといわれている。一方,これらの低体重児の経過を追って観察すると,精神機能や運動機能の発達の面では満期産低体重児の方が予後が不良であるとの報告もある1)
 このように概して予後の不良な低体重児出生の予防は極めて重要である。今日では胎児の発育遅延に対し,安静や高蛋白・ブドー糖などの栄養療法などが試みられているが,必ずしも満足すべき成績が得られていない。従って,低体重児出生例の母体を詳細に分析することにより,その原因と対策を知る可能性が出てくる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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