icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科32巻5号

1978年05月発行

新しい視点をさぐる 薬物療法のBlind Spots

ヘパリン療法とその問題点—最近の症例と知見から

著者: 鈴木重統1 長谷川淳2

所属機関: 1北海道大学医学部産科婦人科学教室 2北海道大学医学部第一内科学教室

ページ範囲:P.347 - P.351

文献概要

 血液凝固〜線溶系の均衡の乱れは,産婦人科とくに産科領域においては急激にあらわれることが多い。いわゆるHypercoagulability (過凝固性)が,DICの根底にあることは論をまたないところであるが,これに対処する場合,ヘパリンをとるか,Aprotinin製剤をとるか,あるいはUrokinaseを用いるかの判定は必ずしも容易ではない。すなわち,各々の特徴を良く理解して適応を誤らないことが肝要であろう。
 本項では,自験例に沿ってヘパリン療法を中心に概説し,その問題点を浮き彫りにしてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら