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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科32巻6号

1978年06月発行

新しい視点をさぐる 手術のBlind Spots

性周期と手術

著者: 品川信良1

所属機関: 1弘前大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.411 - P.413

文献概要

 性周期と手術という問題は,案外なおざり(等閑)にされている。「月経中に手術をすると,出血が多い」ということが,一般論としていわれているぐらいのものである。また幸い,患者自身も,月経中には手術を受けたがらないが,しかし,それ以外の時期のことについては,きわめて無頓着な人が大半である。
 周知のように手術には, 1)寸刻を争う救急手術(cmcrgency surgery) 2)なるべく早く行なわれるべきもの(urgent surgery) 3)特に急ぎはしないが,早晩やらなければならない手術(required surgcry) 4)選択的なもの(elective surgery) 5)任意の手術(optional surgery)の5種を分けることができるが,性周期との関係において,手術時期の選択が許されるのは,もちろん3,4,5の場合である。次に御参考までに,上記の手術の5種類について,簡単に解説を加えてみる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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