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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科32巻7号

1978年07月発行

指標

臨床病理学とは—臨床検査の有用性を高めるための戦い

著者: 河合忠1

所属機関: 1自治医科大学臨床病理学教室

ページ範囲:P.463 - P.469

文献概要

Ⅰ.臨床病理学という言葉
 臨床病理学というのはアメリカでいわれているClinical Pathologyの訳名である。すなわち,第2次世界大戦後に海外,とくに米国の医学が紹介された結果としてわが国に臨床病理学の歴史が始まったといっても過言ではなかろう。このようにわが国の臨床病理学はアメリカから紹介されたものであるが,アメリカにおいても,Clinical Path—ologyは二つの意味に使われている。
 狭義には,わが国で使われているようにAnato—mic Pathologyに対比させてClinical Pathologyとする使い方である。すなわち,日本病理学会に対して日本臨床病理学会があり,医科大学の中では,病理学講座に対して,臨床病理学講座が開設されているわけである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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