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新しい視点をさぐる 放射線診療のBlind Spots
癌治療の個別化,とくに放射線感受性について
著者: 平林光司1
所属機関: 1国立福山病院産婦人科
ページ範囲:P.501 - P.505
文献購入ページに移動 癌の治療を個別化するためにはその個別化基準が明確でなければならない。子宮頸癌の手術療法においては少なくともIa期の治療および術後照射の2点において個別化がかなり普及している。それは個別化基準が明瞭なためであるが,残念ながら放射線療法の場合はその基準すら明らかでなく,群別化という表現をとらざるを得ない。群別化基準は二つに大別される。
すなわち癌の広がりに関するものと,放射線感受性に関するものである。前者に関しては各種造影法の進歩によってやや明らかにされつつあるが,後者については,正にこの古く,常に新しい魅力ある主題としかいいようがない。しかしこの方面の仕事は数も多くかつ興味あふれるものでその一端を記してみたい。
すなわち癌の広がりに関するものと,放射線感受性に関するものである。前者に関しては各種造影法の進歩によってやや明らかにされつつあるが,後者については,正にこの古く,常に新しい魅力ある主題としかいいようがない。しかしこの方面の仕事は数も多くかつ興味あふれるものでその一端を記してみたい。
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