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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科32巻7号

1978年07月発行

原著

黄体ホルモン剤に催心奇形作用があるか否かに関する臨床病理学的検討

著者: 是澤光彦1 水野正彦1

所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.519 - P.522

文献概要

 妊娠初期に使用された黄体ホルモン剤に,心奇形催起作用があると,最近2,3の米国の小児科医の振り返り調査によって報告された。米国においては,これを契機として,これまで黄体ホルモン剤の適応とされてきた,妊娠テスト,切迫流産,習慣性流産などが,その適応から削除された。
 黄体ホルモン剤は,本邦においても,妊娠初期に,上記適応で広く使用されているが,これと心奇形児出生との関連に関しては,未だほとんど調査されていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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