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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科32巻9号

1978年09月発行

指標

正常妊娠・妊娠中毒症とRenin-Angiotensin系

著者: 小林博1 片山誠2 星野隆一2

所属機関: 1東京船員保険病院産婦人科 2東大分院産婦人科

ページ範囲:P.615 - P.630

文献概要

 Renin様物質が,Stakemann1)やGross2)により動物の胎盤,妊娠時,非妊時の子宮に,またBrown3)らによりヒトの羊水中に存在することが報告されて以来,Renin-Angiotensin系が腎性昇圧因子であると同時に,Aldosteroneを介して電解質代謝に影響することから,妊娠中毒症の発症因子としての役割についての可能性が検討され,その妊娠時の動態については最近,諸外国でも次々と報告されている。
 正常妊婦のRenin活性については,われわれはすでに第16回腎臓学会総会4)にて報告したが,これらの成績とともにその後の諸外国の文献をも含め本問題研究の現況について概説を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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