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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科33巻1号

1979年01月発行

実地臨床手技のエッセンス 血液と体液のサンプリング

羊水採取

著者: 久永幸生1 中野仁雄1 松尾寿子2

所属機関: 1九州大学医学部産婦人科学教室 2九州大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.37 - P.41

文献概要

 羊水による出生前診断の進歩に伴って羊水穿刺(amniocentesis)の適応範囲も拡大し,診断のみでなく治療にも応用され,安全,確実に羊水を採取することは産科医にとって重要な手技となりつつある。羊膜腔内に針を挿入して羊水を採取することは,一見,容易な手技と考えられ,超音波断層法等の併用によって事実,容易に採取できることが多いが,妊娠の時期や胎盤付着状況,羊水量の過少,肥満妊婦など条件によっては極めて採取困難な場合にも遭遇する。また,偶発的な合併症から母児に危険を招くこともありうるのでその実施には細心の注意が肝要である。以下,その実際について,最近,われわれが試みている方法も併せて述べることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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