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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科33巻1号

1979年01月発行

文献概要

原著

胎児の"しゃっくり様運動"について

著者: 貝原学1 丸本百合子1 小林拓郎1

所属機関: 1東京大学分院産婦人科教室

ページ範囲:P.65 - P.68

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 胎児が,主として妊娠後期に,規則的に一定の時間,躯幹の伸展を反復する運動を行なうことがある。あたかも胎児が"しゃっくり"をしているが如き運動であり,この運動が強くて,時には母体に疼痛を感ぜしめることさえある。このような胎児の"しゃっくり"様の反復運動はHems1)がregular fetal jerking movementという名称で報告したものに相当すると考えられる。
 われわれはこの胎児の"しゃっくり様運動"をみとめた妊婦の分娩経過を検討した結果,興味のある知見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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