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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科33巻10号

1979年10月発行

文献概要

臨床メモ

プロラクチンとRDS

著者: 佐藤直樹1

所属機関: 1帝京大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.780 - P.780

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 妊娠中は,chorio-decidua cellからProlactin (PRL)が分泌され,妊娠経過とともに羊水中のPRL濃度は著明に上昇することが知られているが,その生理作用は不明であった。最近,妊娠中に増加するPRLは,胎児の肺成熟にとって重要なホルモンであることが示唆されている。
 新生児の呼吸窮迫症候群(RDS)の原因は,肺胞の界面活性物質(Sur—factant)の欠乏によるものであるが,このsurfactantの産生には,Glucocorticoid,Estrogenなどのホルモンが関与していることは知られている。最近はPRLもsurfactand産生を亢進させることが明らかになってきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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