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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科33巻11号

1979年11月発行

文献概要

症例

最近経験した腹腔内妊娠初期中絶の2例

著者: 槇本深12 野村靖宏12 西島毅12

所属機関: 1札幌医科大学産婦人科学教室 2市立室蘭総合病院産婦人科

ページ範囲:P.883 - P.885

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 腹腔妊娠は全子宮外妊娠中1〜3%の頻度にみられるまれな疾患とされている。腹腔妊娠が妊娠初期に中絶することは少なく,多くは中期または末期まで妊娠が持続し,生活児をうることも少なくないといわれるが21),腹腔妊娠に関する報告は,妊娠中・後期まで持続した腹腔妊娠例についての手術法や胎盤処理に関するものが多く1〜20),妊娠初期に中絶した症例の報告はきわめて少ない21〜25)
 最近われわれは,相ついで2例の腹腔妊娠初期中絶例を経験したので,いささかの考察を加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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