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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科33巻2号

1979年02月発行

文献概要

指標

顆粒膜細胞の形態と機能に関する問題点

著者: 鈴木秋悦1 東条竜太郎1 小林善宗1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.79 - P.89

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 最近,顆粒膜細胞の形態と機能変化に関する研究が注目をあびている。その理由として,Maryl—and大学のChanning一派が,in vitroにおける顆粒膜細胞の動態について,優れた研究成果を続続と報告していることにも刺激されているが,それ以上に,卵巣のFunctional Morphologyを解明するうえで,顆粒膜細胞の細胞学的ライフスパンを明らかにすることは,卵胞の成熟発育,排卵,黄体化との関連においても非常に重要であり,リプロダクション研究領域における大きなテーマの一つとして注目されてきていることがあげられる。
 顆粒膜細胞は,卵子発生の原点から卵子の成熟分裂と相関を保ちつつ,ゴナドトロピンの標的細胞として機能的変化を行ない,卵胞液の産生,ステロイドホルモンの産生源となり,卵巣の構成細胞としては最も動的で周期的な変化を行なうことが明らかにされている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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