icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科33巻2号

1979年02月発行

臨床メモ

不妊症と筋腫核出術

著者: 佐藤直樹1

所属機関: 1帝京大学医学部産婦人科学

ページ範囲:P.96 - P.96

文献概要

 子宮筋腫は,子宮腫瘍の中で最も多く,婦人科手術の大部分を占めているが,中でも壁内および粘膜下筋腫は,受精あるいは着床を障害して不妊症の原因になっている場合が多く,筋腫患者の不妊率は一般婦人に比べ約3〜4倍であるといわれている。また妊娠歴のある場合でも既往に流早産を証明するものが多い。
 壁内および粘膜下筋腫が不妊症をきたす原因として,卵管間質部閉塞はもちろん,筋腫による子宮腔の形態異常,あるいは筋腫自身による何らかの影響が示唆されているが,不明なことが多い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら