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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科33巻4号

1979年04月発行

文献概要

実地臨床手技のエッセンス 内視鏡の進歩

Miniature Pan-endo-microscopeとその臨床応用

著者: 大川公康1 佐々木茂1 大川了氿1

所属機関: 1日本医科大学付属病院,産婦人科

ページ範囲:P.281 - P.289

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 生体の臓器の表面,または,内面を観察するために内視鏡が考案された。腹腔鏡,子宮鏡などは産婦人科で多く用いられるようになり,そのほか膀胱鏡,胃鏡,などがある。コルポスコープは子宮腟部の表面を拡大して上皮の異常を発見しようとする方法である。なお,さらに拡大を強くして細胞レベルで観察しようとする試みがなされた。1951年T.Antoine,V.Grunbergerはマイクロコルポスコープを考案して子宮がんに用い,表面の細胞の超生体染色のためトルイヂンブルーが主に用いられた。R.Richardはこれを初期がんに応用している。藤森,野田は独特なマイクロコルポスコープを考案し,増淵,天神,山形,毛利の考案によるものなどがある。染色には同様にトルイヂンブルー,エバンスブルー,ヘアトキシリンなどを用いるが,その後ほとんど使用されていない。この場合,問題になるのは超生体染色用の色素であり,われわれは色素について研究している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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