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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科33巻5号

1979年05月発行

実地臨床手技のエッセンス 産婦人科病理組織アトラス

子宮体部の病変

著者: 蜂屋祥一1 木村英三1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.349 - P.360

文献概要

 産婦人科病理のよって立つ基本的な特異点は,その所属する臓器がいずれもreproductionに関連するものであり,そのいずれもが,多かれ少なかれ卵巣ステロイドホルモンの標的臓器であり,したがって,成熟婦人においては何らかの意味で卵巣の周期性変化に伴って,機能的にも形態的にも合目的性のある規則的変化を営むところにある。したがって,正常像といっても当然ながら規則的な周期性変化,すなわち,動的な構造を指すことをまず念頭におかねばならない。
 このことは,一般病理で学んだ病態像に加えて,常に卵巣ホルモンによる周期的変化を顧慮しなければならないことを物語っている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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