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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科33巻6号

1979年06月発行

実地臨床手技のエッセンス 感染症管理へのアドバイス

感染症診断に必要な検査手技

著者: 増淵誠夫1 藤本郁野1 森邦義2

所属機関: 1癌研究会附属病院婦人科 2癌研究会附属病院中央検査科細菌室

ページ範囲:P.445 - P.448

文献概要

 臨床家にとって感染症の患者の診断治療にあたっては,その疾病の原因となる病原体の発見が第一である。すなわち病的材料より顕微鏡検査によって病源細菌を証明したら,これを培養し,細菌の同定を行ない,さらに薬剤感受性検査を行なうという順序を踏むのが大切である。
 婦人の尿道・子宮・腟内における炎症に関与する微生物は場所がら種々あるが,とくに淋菌,トリコモナスなど,いわゆる非特異的感染も多い。通常これらを含めて,嫌気性Bacteroidis,グラム陽性球菌群,カンジダ属および酵母様真菌,非病原性Mycobacterium,および嫌気性Reptococcus属,Mycoplasma,Clostridiumなどがある。これらの感染症に対応した一般細菌学的検査について,検体の取り扱い方,染色,培養,同定について概要を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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