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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科33巻7号

1979年07月発行

文献概要

実地臨床手技のエッセンス 内分泌異常の診かた

臨床検査法の選択—無月経を中心に

著者: 片山和明1 福田操男1 東條伸平1

所属機関: 1神戸大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.519 - P.524

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 正確な臨床診断を下すためには,まず症状sym—ptomおよび徴候signの把握,ついで適切な臨床検査法の選択が必要であることはいうまでもない。したがって一つの臨床症候に対し,その症候がいかなる疾患により生じるかをあらかじめ理解し,秩序ある分類を行なっておく必要がある。ここでは,婦人の代表的な内分泌異常の一つである月経異常,中でも無月経を取りあげ,その障害部位別分類を示し,ついでその臨床診断スケジュールについて述べる。
 ここで無月経を取りあげたのは,無月経が女性の内分泌異常の最も典型的なものであり,無月経における検査法の理解があれば,他の月経異常に関する理解は容易であると考えるからである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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