文献詳細
実地臨床手技のエッセンス 内分泌異常の診かた
文献概要
発病に性差のある疾患は必ずしも少なくないが,甲状腺疾患ほど女性に多発するものはない。たとえば甲状腺機能亢進症が女性に発症する率は男性の約3倍,また慢性甲状腺炎のそれは男性の約50倍に,単純性甲状腺炎にいたっては,さらにその差が高くなるなどといわれている。
他方,これらの疾患は卵巣機能の変動の激しい思春期や月経周期の各時期また妊娠や産褥時に好発するし,甲状腺機能異常時には臨床的に月経異常を伴いやすく不妊率も高くなる。
他方,これらの疾患は卵巣機能の変動の激しい思春期や月経周期の各時期また妊娠や産褥時に好発するし,甲状腺機能異常時には臨床的に月経異常を伴いやすく不妊率も高くなる。
掲載誌情報