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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科33巻7号

1979年07月発行

実地臨床手技のエッセンス 内分泌異常の診かた

甲状腺機能検査

著者: 望月真人1

所属機関: 1神戸大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.551 - P.558

文献概要

 発病に性差のある疾患は必ずしも少なくないが,甲状腺疾患ほど女性に多発するものはない。たとえば甲状腺機能亢進症が女性に発症する率は男性の約3倍,また慢性甲状腺炎のそれは男性の約50倍に,単純性甲状腺炎にいたっては,さらにその差が高くなるなどといわれている。
 他方,これらの疾患は卵巣機能の変動の激しい思春期や月経周期の各時期また妊娠や産褥時に好発するし,甲状腺機能異常時には臨床的に月経異常を伴いやすく不妊率も高くなる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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