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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科33巻7号

1979年07月発行

薬の臨床

Latex凝集阻止反応を用いた尿中estriol簡易測定法(Estrotec Slide Test)の検討

著者: 山田隆子1 大槻芳朗1 杉田長敏1 藤田正和1 久靖男1 山地健二1 谷沢修1 倉智敬一1

所属機関: 1大阪大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.575 - P.578

文献概要

 妊婦尿中estriol (E3)の測定は胎児胎盤機能検査法として,広く臨床に用いられ,その有用性は確立されたものとなっている。しかしながら従来の種々の測定法は時間と手数を要し,実際の妊婦管理にあたり,急変する胎児胎盤機能の変動に迅速に対処するのは困難であり,より簡便な測定法の開発が望まれていた。こうした要求に答えるものとして,反応時間3分という簡易迅速なLatex凝集阻止反応を用いた新しい免疫学的測定法(Estrotec Slide Test)が,今回持田製薬により開発され検討する機会を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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