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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科33巻8号

1979年08月発行

実地臨床手技のエッセンス 分娩管理へのアドバイス

乳房管理—桶谷式乳房治療手技

著者: 橋口精範1

所属機関: 1獨協医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.635 - P.639

文献概要

 生まれた新生児を母乳で哺育するということは,哺乳動物にあってはごく自然の姿といえる。ヒトでは,社会性を背景としたさまざまな要因により母乳分泌量が減り,母乳哺育をあきらめてしまうものもあるが,その一因として,母乳の意義を知り,母乳で育てたいという母親の願いがあるにもかかわらず,施設の都合により,母乳分泌の促進に対する重点的な指導があまり行なわれず,生後すぐ粉ミルクを与える(表1)などの現況があることにもよるであろう。
 母乳哺育をめざすとき,妊娠中から産褥期へかけての乳房管理は重要であり,周産期を管理する立場にある医師,助産婦などの適切な褥婦指導が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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