文献詳細
薬の臨床
黄体機能不全の高単位hCG療法
著者: 吉沢浩志1 高橋威1 岸博士1 森田和雄1 鳥取孝成1 須藤寛人1 佐藤芳昭1 竹内正七1
所属機関: 1新潟大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.647 - P.650
文献概要
黄体機能不全の成因,病態,臨床像などについて多くの研究が行なわれているが,いまだ定説はなく,臨床的に黄体機能不全を診断する基準も明らかにはなっていない。従来より黄体機能不全の診断として,BBT,子宮内膜組織診,progesterone,estrogen測定などが行なわれているが,一般にはBBTによって黄体機能不全を疑い,治療が施行されているものが多く,その治療法はproge—sterone療法,clomiphene療法,hCG療法などが主である。
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