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臨床メモ
両側卵巣摘出術後のpremarine代償療法
著者: 佐藤直樹1
所属機関: 1帝京大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.654 - P.654
文献購入ページに移動 婦人科領域では,閉経前の患者に両側卵巣摘出術を実施することが多いが,このような場合にはエストロゲン代償療法として,術後prema—rineの長期投与が広く行なわれている。これは術後の低エストロゲン血症を改善し,同時にエストロゲンのpositive feedback作用で術後の高ゴナドトロピン血症を抑制し,できるだけ術前の内分泌環境を回復させようとするものである。しかし,このために必要なpremarineの最適量に関しては多くの報告があるが,不明な点が多い。
この問題に関して,W.H.Utianらは,正常性周期のある45〜53歳までの患者で,両側卵巣摘出術を実施したもの11名に,術後8日目からpremarine 0.3,0.625,1.25,2.5mgのそれぞれを2週間投与し,血中Estradiol (E2),FSH,LH値を指標にして,その適量を検討している。
この問題に関して,W.H.Utianらは,正常性周期のある45〜53歳までの患者で,両側卵巣摘出術を実施したもの11名に,術後8日目からpremarine 0.3,0.625,1.25,2.5mgのそれぞれを2週間投与し,血中Estradiol (E2),FSH,LH値を指標にして,その適量を検討している。
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