文献詳細
Modern Therapy 産科劇症の治療
文献概要
Ⅰ.子宮破裂とは
子宮破裂のほとんどは分娩時に起こる。その症状は急性であり,出血やショックを起こし,母体は重篤となり,致命率が高い。そのため早期発見と積極的な処置が母体の救命につながる。また児の死亡率もはるかに高い。ただこの症状の開始や進行は,しばしば気がつかないで見のがされたり,その処置におわれているうちに,不可逆性のショックにおちいったりするから,注意しなければならない。
その原因としては,既往の帝王切開や,筋腫核出やその他子宮に加えた手術の瘢痕創の破裂,また分娩遷延,陣痛誘発などによる自然破裂,反復帝王切開,鉗子分娩,骨盤位分娩などの器械的侵襲による破裂などがあげられる。
子宮破裂のほとんどは分娩時に起こる。その症状は急性であり,出血やショックを起こし,母体は重篤となり,致命率が高い。そのため早期発見と積極的な処置が母体の救命につながる。また児の死亡率もはるかに高い。ただこの症状の開始や進行は,しばしば気がつかないで見のがされたり,その処置におわれているうちに,不可逆性のショックにおちいったりするから,注意しなければならない。
その原因としては,既往の帝王切開や,筋腫核出やその他子宮に加えた手術の瘢痕創の破裂,また分娩遷延,陣痛誘発などによる自然破裂,反復帝王切開,鉗子分娩,骨盤位分娩などの器械的侵襲による破裂などがあげられる。
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