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臨床メモ
卵管形成術と術後癒着
著者: 佐藤直樹1
所属機関: 1峯クリニック
ページ範囲:P.762 - P.762
文献購入ページに移動 最近のMicrosurgeryの急速な進歩に伴って,新しい卵管形成術術式が多々報告されている。しかし,術後癒着による卵管疎通性障害を予防する方法は,あまり解明されていない。一方,卵管形成術を成功させるには術式の改善と同時に,癒着を阻止するための術後管理も大切である。
一般に骨盤内の可動性臓器を取扱う婦人科手術では,術後の病的癒着発生頻度が高く,それによる術後障害も多い。これら術後の癒着防止法に関して,今まで数多くの報告があるが,いまだ効果的方法は解明されていない。DizeregaらのNIHグループは,臨床的に広く汎用されている副腎皮質ホルモン,抗生物質,Dextranなどの卵管癒着阻止効果を,動物実験を中心に比較検討し,興味ある報告をしている。
一般に骨盤内の可動性臓器を取扱う婦人科手術では,術後の病的癒着発生頻度が高く,それによる術後障害も多い。これら術後の癒着防止法に関して,今まで数多くの報告があるが,いまだ効果的方法は解明されていない。DizeregaらのNIHグループは,臨床的に広く汎用されている副腎皮質ホルモン,抗生物質,Dextranなどの卵管癒着阻止効果を,動物実験を中心に比較検討し,興味ある報告をしている。
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