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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科34巻10号

1980年10月発行

Modern Therapy 妊娠中毒症--EPH gestosis

薬剤使用法の注意点

著者: 武田佳彦1

所属機関: 1高知医科大学産婦人科教室

ページ範囲:P.769 - P.775

文献概要

 妊娠中毒症の治療は,最近非常に大きな変革がみられ,従来の対症療法から安静および食事療法重視の傾向が強い。食事療法でも一見無暴とも考えられる極端な低カロリー療法をめぐって活発な討論も行なわれている。このような治療指針の基本的な変更に伴って薬物療法に対する評価も再検討されてきている。
 ことに最近では母体の予後と同時に胎児機能ないしは胎内発育も中毒症管理上重視され,薬物投与による胎児への影響についても注目されており,薬物療法に対する見解も専門家間で必ずしも一致していない。そこで本稿では,従来対症療法として使用された薬剤について作用機序を含めて整理するとともに,投与方法や薬剤の選択についての考え方をまとめて見たい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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