文献詳細
原著
超音波断層法による卵巣腫瘍の診断—一般臨床施設における超音波断層法の卵巣腫瘍の術前スクリーニング法としての評価
著者: 森宏之1 合阪幸三1 岡井崇2
所属機関: 1長野赤十字病院産婦人科 2東京大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.781 - P.785
文献概要
産科領域では,切迫流産の予後判定や異常妊娠の診断,胎芽・胎児の発育の診断,胎児奇形の診断,胎盤の位置や異常の診断などに用いられており,その有用性は多くの臨床家の経験するところである。一方,婦人科領域においては,腫瘍の大きさ,発生部位,その性状,ことに病理学的な性状についての術前診断に用いられており,きわめて有用であるとする報告が専門家によってなされている。
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