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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科34巻11号

1980年11月発行

Modern Therapy 映像診断--治療へのアプローチ

産婦人科におけるPAGの応用

著者: 鳥居裕一1 竹内正七1 半藤保1

所属機関: 1新潟大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.855 - P.858

文献概要

 Pelvic Angiography (PAG)は1929年Dos Santosら1)による経腰椎大動脈造影によって,子宮外妊娠の診断に有力であるとの報告に始まる。その後,1948年Hertnett2)の前置胎盤への診断応用,さらに1941年Farinasら3,4)の,経股動脈造影による子宮筋腫と卵巣嚢腫の鑑別に応用された。1953年Seldinger5)によって逆行性股動脈造影法が開発され,BorellおよびFeruströmら5,7)は同法を妊娠および骨盤内腫瘍診断に応用した。
 PAG法には,種々の改良が積み重ねられ,次第に安全に行なわれるようになった。しかしながら種々の合併症や妊娠時には胎児への影響など,いくつかの問題点も持っている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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