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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科34巻11号

1980年11月発行

文献概要

Fetal Monitoring講座 基礎から臨床応用へ

Ⅰ.FHR variability—その分類と評価

著者: 前田一雄1

所属機関: 1鳥取大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.863 - P.868

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 胎児心拍数図と陣痛曲線の同時記録による胎児診断法が胎児予後改善に大きく貢献していることは今さらいうまでもないが,さらに数々の新しい胎児情報が,胎児心拍数図に含まれていることが次第に明らかにされている。胎児心拍数基線変動(FHR baseline variability,以下variabilityまたは細変動と略)は,以前からその重要性が指摘され,最近その解析が進むにつれて,さらに研究者ならびに臨床家の注目を集めてきた。
 胎児心拍数変動の成分には,胎児心拍数基線,細変動,deceleration (一過性徐脈),acceleration(一過性頻脈)があるが(表1),ここでは胎児心拍数基線や心拍数変動パターンによる診断は諸家の解説にゆずり,特に細変動について,その分類,評価,要因と病態を述べることとする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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