文献詳細
症例
文献概要
子宮頸癌の好発年齢は40〜50歳で,35歳をこえると急激に増加するが,20歳未満では極めてまれであり,20歳未満老の子宮頸癌は,わが国においては10例1〜9)の報告があるだけである。私たちの教室では,ここに報告する例が初めてである。また日本産科婦人科学会子宮癌委員会が最近公表した成績11)でも,昭和41〜43年のわが国における子宮頸癌12,140例のなかには,20歳以下のものは1例もなかったという。そのかなりまれと思われる20歳未満の子宮頸癌の症例を,ここに報告する。
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