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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科34巻2号

1980年02月発行

文献概要

Modern Therapy 婦人科劇症の治療

婦人科劇症のとり扱い方

著者: 栗原操寿1 野沢志朗1 伊東久夫1 宇田川康博1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.101 - P.106

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 劇しい症状を呈する婦人科疾患としてわれわれ臨床医が日常しばしば遭偶するものには,外妊などに伴う出血性ショック,進行癌患者にみられる頑固な疼痛などをはじめとして,術後イレウスや悪液質患者にみられる経口摂取不能な状態,重篤な症状を呈する末期癌状態さらには本特集の各論で述べられるような種々の疾患がある。そこで,ここでは本誌の年間テーマである「modern therapy—産婦人科治療の現況と行く末—」(臨婦産34(1):15,1980)の編集意図にそい,いくつかの婦人科劇症の治療を,総論的に内科,外科,放射線科などの関連領域の新しい考えかたをとり入れつつ,出血性ショック,癌性疼痛,栄養輸液,放射線療法,加温療法に分け概説していきたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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