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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科34巻2号

1980年02月発行

内視鏡メモ

内視鏡の消毒はどうすれば一番よいか

著者: 柴田直秀1

所属機関: 1東邦大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.144 - P.144

文献概要

HBs抗原の滅菌法は
 著者が現在,経験的に一番よい内視鏡の消毒と思うのは,エチレン・オキサイド・ガス滅菌法である。そして2番目には,従来からよく使われてきた一昼夜かけて消毒するフォルマリン・ガス消毒である。これらがガス消毒法としては定評があるが,このほかに主に短時間で消毒できる液体の消毒液として,デタージサイド,ハイアミン,ヒビテン,0.1%のウロロサイド液,それに70%のアルコール,10%のフォルマリン液,1時問浸す2%のステリハイド液,などがあげられる。
 しかし,今日終局的に問題になるのはHBs抗原の滅菌法で,十分時間をかけたガス滅菌はよいが,液体では,ステリハイド2%液に30分,できれば1時間浸した条件下で合格とされているのみである。このほかに高圧滅菌,煮沸法があげられるが,鉗子類には行なえても,内視鏡には適しない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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