文献詳細
症例
絨毛性疾患における化学療法剤とPS-Kの使用経験
著者: 山本宝1 津田昌一郎1 本庄英雄1 岡田弘二1
所属機関: 1京都府立医科大学産婦人科学教室
ページ範囲:P.145 - P.150
文献概要
一方,絨毛性疾患はその発生由来組織が胎児側の絨毛組織であり,一種の同種移植腫瘍の性格を有し,ヒトの癌の中でも自然退縮のみられるものの一つである。近年,一般の悪性腫瘍と同じように絨毛性疾患でもその免疫能低下が指摘され3),宿主の免疫力上昇の意味からも絨毛性疾患に対して免疫療法が導入されて,この疾患の完全寛解への期待がもたれている。
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