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原発性月経困難症の治療にanti-prostaglandinを
著者: 広井正彦1
所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科
ページ範囲:P.151 - P.151
文献購入ページに移動 月経時の疼痛を訴えて来院する患者は比較的多く,その原因はさまざまに憶測され,治療についてもいろいろの方法が用いられ,必ずしも有効な方法がみいだしえない欠点があった。
このいわゆる月経困難症は大別すると,初経後間もなくよりあらわれる原発性と,数年後よりみられる続発性とに分けることができる。このうち,特に原発性月経困難症は,比較的若年者が多く,未産婦で,骨盤内に病的所見をとくにみとめないが,月経の開始よりはじまり,月経量の最も多い時期に一致して疼痛が最も強く,痙攣様の下腹痛から時には背部,大腿部に放散する疼痛をみとめる。中にはこの疼痛に合致して,吐気,嘔吐,下痢,末梢血管の拡張をみとめることがあるとされている。
このいわゆる月経困難症は大別すると,初経後間もなくよりあらわれる原発性と,数年後よりみられる続発性とに分けることができる。このうち,特に原発性月経困難症は,比較的若年者が多く,未産婦で,骨盤内に病的所見をとくにみとめないが,月経の開始よりはじまり,月経量の最も多い時期に一致して疼痛が最も強く,痙攣様の下腹痛から時には背部,大腿部に放散する疼痛をみとめる。中にはこの疼痛に合致して,吐気,嘔吐,下痢,末梢血管の拡張をみとめることがあるとされている。
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