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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科34巻3号

1980年03月発行

Modern Therapy 不妊治療

特集コメント

めざましい進歩の奥にあるもの

著者: 倉智敬一1

所属機関: 1大阪大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.235 - P.235

文献概要

 日本語の「不妊」という言葉には「妊娠できないこと」というニュアンスがつよいけれども,外国語のste—rilityという言葉には「子供のない状態」というニュアンスがつよく感じられる。何故ならば,sterilityあるいはsterilizeという言葉は無菌状態あるいは無菌にするという意味に用いられ,語源をたどればsterilityという言葉は「子供のない状態(無児)」を本当は意味するものかも知れない。
 すなわち,外国語のsterilityにはinfertility (不育)を含んでいて,妊娠はするが,毎回流早産を繰り返して,結局生児を得られない状態が含まれている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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