icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科34巻4号

1980年04月発行

Modern Therapy HBウイルスの母児感染をめぐって

HBウイルスの母児感染の実態—とくに児血清抗HBc抗体価の消長について

著者: 荒川公秀1 梅津隆2 久永幸生2 滝一郎2

所属機関: 1浜の町病院産婦人科 2九州大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.273 - P.276

文献概要

 HBV (Hepatitis B virus)母児間感染の問題については,ここ数年来飛躍的な解明の途上にあり,すでに抗HB免疫グロブリン(HBIG)による児への感染予防が検討される段階にまで到達した。しかしながら,母児感染の実態はいまだ十分に理解されているとはいえず,その感染様式も決して単純な図式では描かれない。本稿では,妊娠・分娩・産褥・新生児・乳児期における母児血清におけるHB抗原抗体系の変動に関するデータにもとづき,これらの問題に対して考察を試みたいと考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら