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Modern Therapy HBウイルスの母児感染をめぐって
HBウイルスの母児感染の実態
著者: 松田稔12 高邑昌輔1 小西奎子3
所属機関: 1国立金沢病院産婦人科 2現:山梨病院産婦人科 3国立金沢病院研究検査科
ページ範囲:P.281 - P.286
文献購入ページに移動すなわち母親が臨床上まったく無症状のHBs抗原キャリヤーの場合,また母親が妊娠中(とくに妊娠後半期)に急性B型肝炎に罹患した場合のいずれでもHBウイルスの母児感染4〜9)が問題となる。とくに児の免疫能の完成していない分娩前後におけるHBウイルスによる感染は,児のhealthy carrier成立10)上重要な鍵となることが考えられることから,HBs抗原陽性妊婦およびその出生児を追跡し,感染率,感染媒体,感染経路などについて検索を行ない,その実態について考察を行なってみた。
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